Voyage sentimental

物欲の残滓

ThinkPad X390とX395の違いについて

意識が飛んでX395を脳死でポチッてから細かな違いに気がついてしまったのでメモ。

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ThinkPadAMD Ryzenプロセッサ搭載モデルは基本的にIntelプロセッサ搭載モデルの型番から末尾が5に変更されたものとなっており、そのためX395のベースモデルはX390ということになります。 Ryzen搭載モデルのメリットはコストパフォーマンスです…というか一般ユーザーにとって、それ以外は無いと思います。Intel搭載モデルとほぼ同じ性能のCPUを積みながら2~3万円ほど安くなっています。ではCPUに起因する差分以外にベースモデルと違いが無いのかというと、ごくごく細かいところで異なったりするため注意が必要です。 今回の例では、X390とX395のProduct Specifications Referenceを比較してみてようやく気づきました。

重量

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X390

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X395

上図の通り、X390ではトップカバーにカーボンファイバーを選択できるオプションがあるのですが、X395にはそのオプションが用意されていません。Platform Specificationsの記載重量とは異なりますが、X390はデフォルトの樹脂素材からカーボンファイバーに変更することで1.33kg→1.18kgへと軽量化できます。 一方でX395は素材を変更できないため、重量は1.28kg固定となります。コンセプトが異なるモデルとはいえ、同じ13.3インチの最軽量モデルであるLIFEBOOK UHシリーズは689g。ほぼ倍近い重量差があるとなると考えものです。

バッテリー

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X390

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X395

CPUに起因するものですが、一応触れておきます。X390とX395は同じバッテリーを搭載していますが、最大駆動時間はX390の方が3時間ほど優れています。これは単純にIntelプロセッサの方がRyzenプロセッサよりも省エネ性能が優れているためです。ちなみに発熱性もRyzenプロセッサ方が高いそうです。

Thunderbolt3

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X390

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X395

重量について重視するならThinkPadでもX1 Carbonを選びますし、Ryzenプロセッサの燃費が悪いことは事前に承知していました。しかしX390には搭載されているThunderbolt3がX395には非搭載であることに気づいた時は流石に二度見しました。外付けGPUなどThunderbolt3が必須なデバイスを普段使っているわけではないですが、mac miniと併用する都合上、発展性も加味してThunderbolt3対応のType-Cドックを併せて購入するつもりだったのでちょっとがっかり。

まとめ

LenovoAMD Ryzen搭載のノートPCを検討する際はどうしてもIntel搭載モデルとのモデルベンチマーク比較に目が行きがちですが、X395のようにベースモデルとは地味な差分があったりします。当然対応しているものと思ったら…ということもないように、購入検討時にProduct Specifications Referenceを見るなどして確認しておきましょう。

ちなみに意識が死んだモデルはこれ↓

Lenovo ThinkPad X395 | ビジネスの生産性を高める13.3型ハイパフォーマンスモバイルPC | レノボジャパン