Lenovo ThinkPad USB Type-C ドック 2 ミニレビュー
はじめに
自宅では普段mac miniを使用しているのですが、仕事の在宅対応もたまに発生するためWindowsマシンがぼちぼち欲しくなってきたところにThinkPad X395がセールで安くなっていたためうっかり購入(3ヶ月前)。
マシンが2台ある環境になった訳ですが、片方を使うたびにディスプレイやらスピーカーやらをいちいち繋ぎ変えるのも煩雑なので、ケーブル一本で各種デバイスを切り替えられるようにThinkPad USB Type-C ドック 2(40AS0090JP)もうっかり購入(3ヶ月前)。当初は既に所有しているUSB Type-Cハブでもいいかなと思いもしましたが、出先ならともかく家で常用するにはあの発熱は微妙です。
レノボ・ジャパン 40AS0090JP ThinkPad USB Type-C ドック 2
- 発売日: 2019/03/19
- メディア: エレクトロニクス
ちなみにLenovo製品ではなくても構わなかった訳ですが、まぁせっかくThinkPadを買ったことなので。ThinkPadのアクセサリ商品は豊富にあり、Type-Cドック製品だけでも「Lenovo USB Type-C ミニドック」「ThinkPad ハイブリッド USB Type-C/USB Type-A ドック」「ThinkPad Thunderbolt 3 ドック2」等がラインナップされています。その中で今回「ThinkPad USB Type-C ドック 2」を購入した理由は…なんだ?
本体への給電性能とインターフェイスの種類でバランスが取れていることから選択したはずですが、インターフェイスが豊富なUSB Type-C/USB Type-A ドックでも良かった気がします。なおX395はベースモデルであるX390と違いThunderbolt 3に対応していないのでThunderbolt 3ドックは選べず、macとの併用という観点ではX395はあまりよくない買い物だったと思います。
スペック・付属品
スペック、付属品は以下の通り。
- ビデオ端子
- DisplayPort x 2
- HDMI ポート
- 最大解像度:3840*2160@60Hz
- 60Hzを利用する場合、1画面接続のみをサポート
- USB ポート
- USB 2.0 Type-Ax 2
- USB 3.1 Gen 2 Type-A x 2(表裏に1ポートずつ)
- Always On USB 3.1 コネクター Gen 2 Type-A x 1
- USB 3.1 Gen 2 Type-C x 1(表面にあるポート)
- PC接続用USB Type-C x 1
- オーディオ端子
- ステレオ/マイクコンボ
- ネットワーク端子
- ギガビット・イーサネット
- 物理セキュリティ
- セキュリティ・ロック・スロット
- 最大外付けモニター数: 3
- 最大解像度/ リフレッシュレート: 3840x2160 @60Hz
- 最大ビデオ出力
- 4K @ 60 Hz x 1
- 4K @ 30 Hz x 2
- 1080p @ 60 Hz x 3
電源入力: 90w
付属品
- ThinkPad 90W AC 電源アダプター
- 電源コード
- マニュアル: ユーザーガイド、保証と安全のガイド
- USB-C ケーブル (1m)
接続したノートPCへの給電は最大60Wで行われます。 また無線キーボードやマウスを使用する際はノイズ対策にUSB 2.0 Type-Aポートの使用が推奨されています。
付属のケーブル(03X7610)は部品番号から調べる限りデータ転送速度10Gbpsに対応しているためUSB 3.1 Gen2仕様、給電も100W@20V/5Aに対応。 スペック等の詳細は以下をご確認ください。
https://support.lenovo.com/jp/ja/accessories/acc500106
ミニレビュー
スペックシートから予めサイズ・重量は把握していましたが、それでも実物を見ると予想よりも小さく、軽いのが印象的です。 肝心の使い勝手についてですが、プリンタ、スキャナ、USB-DAC、オーディオ端子、有線LAN、HDMI等々つないでDisplayPort以外をフル活用しておりますが、不便すること無く使用できております。 発熱はそこそこしますが、触れないほどではありません。かつて使用中は触れないほど発熱するUSB Type-Cハブを使っていた身としてはその懸念が解消されただけ満足です。 実は購入前に一番懸念していたのがmac miniとの接続だったのですが、問題なく画面出力・音声出力ができました。USB-DACや有線LANもきちんと認識されています。またmac miniの起動と同時にドックの電源も自動的にONになるので地味に便利です。
またiPad Pro 11(2018)とも接続をしてみましたが、有線LANや画面のミラーリング、USBデバイスの使用を確認できました。USB-DACを音声の出力先に選べたのは結構びっくり。
問題点としては接続先を変えた際にHDMI出力が安定しない場合がある点です。 ただしこれが本製品の問題なのか、mac miniの問題なのか、USB経由でHDMIを使用する際の不具合なのか、そもそもHDMIの仕様なのかは切り分けできておりません。 そのため頻繁につなぐ先を入れ替える、という用途にはおすすめはしません。
macOS CatalinaでMac mini 2018のHDMIポートからの信号が出ない場合の対処法 | INFORNOGRAPHY
ただ上記の不便するところは除けば3ヶ月間、問題なく使用できております。 2020/06時点でAmazonでは価格も2万円を下回っておりますし、USBドックを検討している方、ThinkPadブランドでPC周辺を統一したい方におすすめできる一品だと思います。